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エリス少年

当時のフットボールでは、手を使うこと自体はルールとして許されていた。エリス少年がルールを破ったとされるのは、ボールを手で扱ったことでなく、ボールを持って走った行為についてである。

しかし、フットボールが正式に確立したのは1863年であり、その当時に本当にフットボールをやったのか疑問が残る。また、このボールを持って走る行為(ランニングイン)がラグビー校で認められたのは1845年であり。この出来事が本当に起こったのかさえ疑問が残る。

エリス自身は実在の人物で、1806年にマンチェスター近郊で生まれ、ラグビー校では少なくとも3シーズン、フットボールをプレーしている。オックスフォード大学に進み、卒業した後は牧師となり、病気療養のために渡った南フランスで65歳で没したことが確認されている。南仏コートダジュールの小都市マントンに墓地がある。ラグビーとクリケットを愛したと伝えられている。

ラグビー校ではラグビーのルーツ以外にも多くの習慣が生まれており、イングランド代表の白いジャージの元になった白いシャツとショーツと紺色のストッキング、ハーフタイムにサイドをチェンジする習慣、インターナショナル代表がかぶるキャップ、H型のゴールポスト、楕円球のボールなどラグビーの起源を示すような証拠が多くこの学校から生まれた。

なお、日本では「フットボールの試合中」というところを「サッカーの試合中」と誤訳している文献が散見される。英国では一般的に「フットボール」という言葉はサッカーを表すので、英語の文献で“Football”となっているところを、翻訳者が「サッカー」と誤訳したのだろう。

当時はまだサッカーというスポーツは確立されておらず、サッカーとラグビーは未分化であったので、正確には「サッカー」ではなく「フットボール」か「原始フットボール」となる。

この「原始フットボール」とは中世イングランドに起源をさかのぼる。数千人の大人数が手と足を使って村と村の対抗戦として原始的な「フットボール」を行っていた。ちなみに1点先取で勝負を決めていたことから、長時間続けるために得点するのを難しくしようとオフサイドが生まれ、今日のラグビーにもルールとして生き永らえている。試合は祝祭でもあり、死者も出るほど激しかった。(wikipedia参照)

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